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せどりや
赤い館
これまでに読んだ怪奇小説で最も怖かったものは? と問われたならば、私は「赤い館」と答えるだろう。
H・R・ウェイクフィールドの短編集『赤い館』の表題作「赤い館」はウェイクフィールドの実体験を基にした怪奇小説である。それが本当かどうかは知る由もないが、いや実に真に迫って怖い。嫌な思いをさせてくれる小説である。ほかの収録作品ではラジオの体裁をとった「ゴーストハント」、日記形式の「悲哀の湖」など、情報を制限することで読者の想像を刺激する作品に良作が多い。
最後のゴーストストーリー作家の名に相応しい傑作短編集。モダンホラーしか知らない人はぜひ読んでみてほしい。
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