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30代独身
シオドア・スタージョン
2年前SFマガジンに掲載されたスタージョンの短編「ニュースの時間です」を一読して驚愕した。「スゲーーー!!」憧れた。心酔した。けしてSFとは言いがたい作品ながら「ニュースの時間です」はその年の星雲賞海外短編部門賞を獲得した。
翌年「ニュースの時間です」を含む短編集『輝く断片』が出版され、当然のように購入した。「ニュースの時間です」「マエストロを殺せ」「ルウェリンの犯罪」「輝く断片」。この4作品の主人公たちは他人には理解できない、譲れない何かをもっている。その重さを感じられる程度には年を食っているので、全面的ではないにせよ共感することができた。心を揺さぶられた。先立って出版された短編集『不思議のひと触れ』は、センシティブな愛の物語集の印象が強い。これもまたよし。

スタージョン作品はどうも読者を選ぶようだ。これは仕方ない。僕も短編集『海を失った男』を読んで「わからない」「面白くない」と思った。まあ若かった。だから「よくわからない」「面白くない」という人がいたとしても、「頭悪い子ですね」とか「心狭いんじゃないの」とかまったく思わない。だが、悪し様にけなす人も稀にいるのでそういう方にはやっぱり、「頭悪い子ですね」「心狭いんじゃないの」と思ってしまうのです。
http://www.ltokyo.com/ohmori/danpen.html /

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